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歯科口腔外科

Oral surgery

歯科口腔外科は、口の中とその周囲に発生する病気を外科的処置で治療する診療科です。
親知らずの難抜歯、歯周外科手術、膿の切開、顎関節症やドライマウス(口腔乾燥症)、顔面や口腔内の炎症、歯の移植・再植などからインプラントまで幅広い範囲の治療を行っています。

親知らずなどの難抜歯

親知らずは、前から数えて8番目に出てくる歯で第三大臼歯や智歯とも言われます。

親知らずはブラッシングが難しいためむし歯などになりやすく、手前の健康な歯(7番臼歯)を巻き添えにして、2本とも抜歯する場合が多くあります。
抜歯の治療の際にはCTスキャンを用いて確実な診断を行い、安全に行いますので安心です。
しかし、上下が正しく生えてきているときや将来的に移植歯として使うと判断したときは残すようにしています。

顎関節症の治療

顎関節症は若い女性を中心に増加傾向にあり、自然に治る軽症のものから深刻な症状に苦しめられる重症の患者様までさまざまです。

“あごが痛い” “あごがカクンカクンと鳴る” “口が開きづらい”

などの症状がご自身にあるときは、顎関節症の可能性があります。
当院では、患者様の状態を診査したうえで次のような治療を行っています。

①薬剤による治療
②態癖の改善による治療
③マウスピースを使ったスプリント療法
④レーザーによる温庵療法

インプラント治療

インプラント治療は、むし歯や歯周病などによって失われた部分に、人工歯根(インプラント)を埋め込み人工歯を取り付けることで、ご自身の歯と同じように“しっかり噛める”“食事が味わえる”治療法です。

従来の入れ歯やブリッジなどの治療法では、健康な隣接歯を削り装置を固定する必要がありました。
しかし、インプラントなら健康な歯を削らずに天然歯と同じような機能を回復することが可能です。

インプラントシステムは世界的に安全安心なアストラテック「オッセオスピードEV」を用いています。

骨再生治療

インプラントを行う際に十分な骨が足りないという場合に人工骨を用いた骨の再生治療を行います。
その場合は6ヵ月の治癒期間を待ち、インプラントを行います。

顔面や口腔内の炎症

お口の中や顔面が腫れてしまったなどの症状では、むし歯や歯周病菌、ばい菌などが口腔内の血管を通して皮膚内に入り込んで炎症を起こしている場合があります。
口内炎の治療は「エルビウムYAGレーザー」で行います。

「コーンビームCT」を用いて、骨の病気か歯茎の病気かを診査し、原因を調べ、治療を行ってまいります。

唇のできもの

唇にあずき豆程の腫れができる場合があります。粘液嚢胞といます。
詰まった唾液腺を取り除くことで改善します。

飛び出た骨

口の中の飛び出た骨は発音障害を引き起こしたり、入れ歯が合わなかったりします。
気になる場合は「バリオサージ」を用いた骨成形術を行います。